個人事業主とサラリーマン、どちらがいい?手取り・年金・福利厚生を比較

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こんな疑問に答えます
  • 会社員と個人事業主、手取り収入はどのくらい違うのか知りたい
  • 年金や福利厚生の違いを知りたい
  • 個人事業主ならではの、メリットも知りたい

「会社員と個人事業主、どちらが得か」は、多くの人が一度は考える疑問です。結論から言うと、手取り収入だけを見ると、両者の差はそれほど大きくありません。しかし、年金や福利厚生など、目に見えにくい部分では、違いがはっきりしています。この記事では、両者を比較しながら、選び方の考え方を紹介します。

この記事の結論

手取り収入は、会社員がわずかに有利な傾向があります。年金・福利厚生を含めると、会社員のほうが、生涯で見て有利になりやすい一方、個人事業主には、自由な働き方と、節税の工夫という強みがあります。

  • 会社員は厚生年金、個人事業主は国民年金が基本
  • 会社員は、経費負担・福利厚生・退職金など、目に見えないメリットが多い
  • 個人事業主は、働き方の自由度と、経費の工夫で差をつけられる
目次
  1. 収益性の比較
  2. 年金の違い
  3. 福利厚生の違い
  4. 個人事業主が有利な点:節税
  5. 個人事業主の最大の強み:自由
  6. よくある質問
  7. まとめ

収益性の比較

会社員と、個人事業主(青色申告)で、年収350万円のケースを例に、手取りを比べてみましょう(下表は、一定の前提に基づく概算例です。実際の金額は、扶養家族の有無や、年度の税率・保険料率によって変わります)。

年収350万円の場合の会社員と個人事業主(青色申告)の比較。会社員は厚生年金32.9万円・健康保険18万円・所得税6.8万円・住民税14.6万円で手取り約276万円。個人事業主は国民年金19.8万円・国民健康保険28.4万円・所得税9.4万円・住民税19.8万円で手取り約272.5万円。会社員がわずかに手取りが多い
手取りの差は、わずかです(概算例)
年収350万円の場合の比較(概算例)
項目会社員個人事業主(青色申告)
所得税6.8万円9.4万円
住民税14.6万円19.8万円
厚生年金保険料32.9万円—
国民健康保険料18万円28.4万円
国民年金保険料—19.8万円
手取り収入約276万円約272.5万円
月収換算約23万円約22.7万円

収入面では、会社員がわずかに有利な傾向がありますが、大きな差ではありません。ただし、これは福利厚生を含めない、手取り額だけの比較です。配偶者や子どもがいる場合は、控除が増え、金額が変わります。正確な金額は、確定申告ソフトのシミュレーターや、税理士への相談で確認してください。

年金の違い

厚生年金と国民年金の違い。会社員は厚生年金に加入し、保険料は会社と折半。将来受け取る年金額は、国民年金だけの場合より多くなる傾向がある。個人事業主は国民年金が基本で、上乗せしたい場合は国民年金基金やiDeCo等の活用が選択肢
厚生年金は、会社が保険料を半分負担します

年金には、「厚生年金」と「国民年金」の2種類があります。会社員は、基本的に厚生年金に加入し、個人事業主は、国民年金に加入するのが一般的です。

厚生年金の保険料は、従業員と会社が折半して負担します。そのため、将来受け取る年金額は、国民年金だけの場合より、多くなる傾向があります。会社員として働いて受け取る給与は、実質的には、この会社負担分も含めた価値がある、と捉えることもできます。

また、厚生年金には、遺族厚生年金もあり、要件を満たせば、国民年金の遺族基礎年金より、手厚い保障が受けられる場合が多くあります。国民年金の遺族基礎年金は、子どもが一定の年齢に達するまでの支給が基本で、条件によっては寡婦年金など、限られた期間の給付にとどまる場合があります。個人事業主が、年金の上乗せを考える場合は、国民年金基金や、iDeCo(個人型確定拠出年金)などの活用も、選択肢になります。

福利厚生の違い

厚生年金以外にも、会社員には、個人事業主にはない、目に見えにくいメリットがあります。

  • 経費の負担:光熱費、交通費、事務所の家賃、パソコンなどを、会社が負担してくれる
  • 有給休暇:休んでも、一定の給与が支払われる
  • 健康診断:年1回など、定期的な健康チェックの機会がある
  • 退職金制度:一定の勤続年数を満たせば、退職時にまとまった金額を受け取れる場合がある

会社によっては、社員旅行や、社員食堂、社員割引などを用意しているところもあります。個人事業主は、こうした福利厚生を、自分で用意する必要があります。

個人事業主が有利な点:節税

年金や福利厚生では、会社員のほうが有利な面が多い一方、個人事業主には、節税の工夫という強みがあります。

  • 配偶者に給与を支払う:条件を満たせば、事業専従者への給与を、経費にできる場合がある(配偶者が別に働いている場合の税務上の扱いは、税理士に確認)
  • 取引先との飲食代を経費にする:業務に関連する範囲で、経費として計上できる(私的な費用と、混同しないよう注意)
  • 書籍や研修費用を経費にする:業務に必要な学びの費用は、経費にできる(趣味・娯楽目的は対象外)

節税には、会計処理や、経費の管理に関する知識が必要です。不当な節税は、税務署から否認され、法的な問題につながる可能性もあるため、専門家(税理士)のアドバイスを受けながら、進めることをおすすめします。

確定申告と節税 個人事業主の確定申告は節税できる青色申告を選びましょう

個人事業主の最大の強み:自由

金銭面では、会社員のほうが有利な場面が多いのは、事実です。ただ、個人事業主には、その差を埋める、自由に働けるメリットがあります。

理不尽な指示に従う必要がなく、無駄な会議に参加しなくてよいのは、大きな違いです。合わない取引先を、自分の判断で切る選択肢もあります。自分でビジネスを立ち上げ、決定を下せることは、やりがいや、自己実現につながる可能性があります。稼いだお金は、すべて自分のものになり、成果に応じた報酬を得られます。

一方で、リスクも伴います。ビジネスがうまくいかなければ、収入がなくなることもあり、マーケティングや財務管理の知識も、自分で身につける必要があります。社会保険や年金の手続きも、自分で行わなければなりません。

よくある質問

個人事業主は、会社員よりも老後の年金が少なくなりますか?

一般的には、厚生年金より、国民年金だけのほうが、受給額は少なくなる傾向があります。国民年金基金やiDeCoなど、上乗せの制度を活用することで、差を縮められる場合があります。

個人事業主は、有給休暇を取れませんか?

会社員のような有給休暇制度はありません。休んでいる間は、基本的に収入がなくなるため、自分で、休業に備えた資金計画を立てておく必要があります。

手取りだけを見て、会社員と個人事業主を比べてよいですか?

手取りだけでなく、年金、福利厚生、働き方の自由度など、複数の観点から比較することをおすすめします。金額は、扶養家族の有無や年度によっても変わるため、参考程度にとどめてください。

まとめ:金銭面と、働き方の自由、両方で考える

会社員と個人事業主のどちらが得かは、単純には決められません。手取り収入の差はわずかですが、年金や福利厚生を含めると、会社員が有利な場面が多くあります。一方、個人事業主には、自由な働き方と、節税の工夫という強みがあります。自分のライフスタイルや、将来の展望に合わせて、選びましょう。

この記事のポイント
  1. 手取りの差はわずか。会社員がやや有利な傾向
  2. 年金・福利厚生は、会社員のほうが手厚いことが多い
  3. 個人事業主は、自由な働き方と節税の工夫が強み
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起業オフィスナビゲーション編集部 ~革新のオフィス秘話~

ネットビジネスと物販の荒波を笑い飛ばしながら、日々起業の奇跡を追う編集部が贈る、ユーモアあふれる秘話の数々。バーチャルオフィスやコワーキングスペース、シェアオフィスなど、最新のオフィス事情をお届けします。